200M防水と104は何が違う?GMT DIVER’S 104を普段使いに選ぶ前に
「200M防水なのに、モデル名は104。どちらの数字を見ればいいのでしょうか?」GMT DIVER’S 104が気になった方へ、まずお伝えしたいのは、この二つは違う意味を持つ数字だということです。「104」は琵琶湖の最深部に由来する名前で、防水の仕様は「200M」です。こういった疑問を少しでも持たれた方が世界中から由来を調べたりしていただくと少しは琵琶湖、滋賀県の知名度や認知度が広がり京都にとても近い場所で日本の時が始まったということを知っていただきたいとの思いでネーミングさせていただきました!
時計を選ぶときは、数字の大きさに加えて、ご自身がどんな場面で使うかも大切です。今回は、防水表示の読み方から日々の扱い、お手入れ、手元での大きさまで、普段使いの一本として選ぶ前に見ていただきたい点をご紹介します。
目次
1. 「104」は琵琶湖に由来するモデル名です
2. 200M防水は、使う場面と合わせて読む
3. ねじ込み式リューズと、毎日の扱い方
4. お手入れと保証も、購入前に見ておく
5. 防水の先に、着けたい一本を見つける
1. 「104」は琵琶湖に由来するモデル名です
GMT DIVER’S 104の「104」は、琵琶湖の最深部、約104mに結び付けたモデル名です。滋賀県が公表する琵琶湖の最大深は103.58m。この湖とのつながりを、時計の名前にも込めています。

写真は、グリーンとブラックの色違いの2本です。文字盤とベゼルの色を見比べる参考にご覧ください。
名前の数字と、仕様の数字を読み分ける
一方、商品の仕様にある「200M」は防水性能の表示です。モデル名を見て「104M防水なのかな」と考えたり、二つを比べてどちらかが間違いだと思ったりする必要はありません。名前からは時計の背景を、仕様からは選ぶための条件を読み取っていただければと思います。
同じように、琵琶湖の「約104m」も湖全体の深さを表す数字ではありません。最大深と平均の深さは異なり、湖全体の平均は約41.2mです。普段眺めている水面の下にも、場所によって違う地形が広がっている。時計の小さな数字が、滋賀やびわ湖を知るきっかけになったら嬉しいです。
商品名で惹かれたところを入り口にしつつ、購入するときには、そのモデルの仕様欄まで目を向ける。そんな見方をしていただくと、時計の物語と、毎日使う道具としての条件を、どちらも楽しみながら選べます。
2. 200M防水は、使う場面と合わせて読む
200Mという表示を見ると、「水深200mまで、どんな使い方でも大丈夫」と想像するかもしれません。ただ、水に関わる用途は数字一つで決めず、時計の区分や取扱説明書、実際の使い方を合わせて確認することが大切です。
一般的な防水区分と、商品の条件を合わせる
日本時計協会は、日常生活用防水、日常生活用強化防水、潜水用防水、飽和潜水用防水を分けて説明しています。「水に強い時計」という一言の中にも、想定される用途の違いがあります。この区分を知っておくと、商品を見るときに何を確かめればよいかが分かりやすくなります。
GMT DIVER’S 104のびわ湖ブルーは、200M防水、ねじ込み式リューズ、スクリューバックを備えています。これらは時計を選ぶための仕様ですが、一般的な防水の分類表だけを当てはめて、このモデルでのスクーバダイビングなどをお約束することはできません。専門的な水中用途をお考えの場合は、購入前に具体的な使い方をお知らせください。

写真は、びわ湖ブルーの正面です。ここでご紹介する価格や寸法は、このステンレスベルト仕様を基準にしています。
「水辺で使いたい」を、もう少し具体的に
例えば、湖岸を散歩するときに着けたいのか、水に入る活動にも使いたいのか。同じ「水辺」でも、確認したいことは変わります。行き先の名前だけでなく、時計を着けたまま何をしたいかを一つ思い浮かべてみてください。
購入前の確認は、「使う場面を考える」「気になるモデルの仕様を見る」「取扱説明書と個別の使用条件を確かめる」の順にすると整理しやすくなります。数値を全部覚える必要はありません。「休日の散歩が中心です」「水中で使う予定があります」と、普段の言葉で伝えていただけると助かります。
平日と休日の両方で使うなら、普段の日と、いつもとは違う予定のある日を分けて考えてみるのもひとつです。通勤や食事のときに着けたい気持ちと、旅行先の水に関わる活動にも着けたい気持ちは、別々に整理してよいと思います。特別な予定がある方は、その場面の条件を先に確認しておきましょう。
写真で好きになった時計を、ご自身の暮らしでも無理なく使えるか。その照合ができると、機能の多さだけで迷わず、必要な条件を満たす一本を探しやすくなると思います。
3. ねじ込み式リューズと、毎日の扱い方
防水の仕様を確認したら、次は使うときの習慣です。GMT DIVER’S 104のねじ込み式リューズは、時刻などを合わせるための操作部にロックを備える構造です。操作を終えた後は、取扱説明書に従い、きちんと固定されているか確認してからお使いください。

写真は、別色のネイビーをリューズ側から見た接写です。ケースの右側にあるリューズの位置もご覧ください。
濡れたときは、操作より先に水気を拭く
一般的な防水時計の注意点として、濡れた状態でリューズを操作しないことを覚えておきましょう。時計が濡れているときに「ついでに時間を直そう」とリューズを開けず、まず水気を拭き取ってください。ねじ込み式だから、濡れたまま操作してよいということではありません。
使い始めは、乾いた落ち着いた場所で説明書を見ながら操作を確かめておくのもよいと思います。リューズはどこか、操作後に何を確認するかが分かると、出かける直前に慌てずに済みます。うまく扱えないときは無理に回さず、時計の状態と困っている点をお知らせください。
お風呂や、蛇口の直水にも気を付ける
また、蛇口から時計へ直接水を当てたり、温水・温泉・サウナで使ったりすることも避けましょう。防水表示があるからといって、日常のあらゆる水や熱に同じように対応できると考えないことが大切です。
お風呂に入る前には時計を外す、手を洗った後に時計の水気が気になったら拭く。そんな小さな習慣を、いつもの動作と一緒に覚えておくとよいでしょう。帰宅後の置き場所に柔らかい布を用意しておけば、時計を外す時間がお手入れのきっかけにもなります。
操作の順番やロックの仕方に迷われたら、分からない箇所をそのままご相談ください。専門用語を調べてからでなくても大丈夫です。「時間を合わせた後、ここが気になります」と伝えていただければ、確認するところを一緒に整理できます。
4. お手入れと保証も、購入前に見ておく
購入時の防水表示は、これからのお手入れを考える入り口でもあります。一般に、時計の防水性はパッキンの弾力の低下や、部品の傷・変形などで下がる場合があります。使い続ける間の時計の状態にも、目を向けていただきたいと思います。

写真は、別色のベージュホワイトの接写です。ガラスやベゼル、金属のケースなど、外装にも目を向けてみてください。
普段のお手入れは、柔らかい布から
当店では、時計の汚れやくすみを、付属の磨き布や柔らかい布で拭いていただくようご案内しています。きれいにしたいときも、ケースや裏蓋を削るような清掃はお控えください。まずは身近な布で表面を拭くことから、日々のお手入れを始めてみませんか。
この時間は、見た目を整えるだけでなく、いつもとの違いに気付く機会にもなります。例えばガラスの内側のくもりが気になる、ぶつけた後から様子が違うと感じる。そんなときはご自身で裏蓋を開けず、気付いた時期やその前にあったことを添えてご相談ください。
保証で対象になる部分も見ておく
当店のメーカー保証は1年間で、対象は内部ムーブメントです。内部への浸水や、ベルト・ガラス・リューズなどの外装は保証対象外です。防水の仕様と、万一の際の保証範囲は、それぞれ確認しておくと安心です。詳しい条件はお手入れ・保証のご案内をご覧ください。
修理が必要な場合の費用や期間は、時計の状態を確認してからご案内します。ご相談の際は、モデル名、気になる箇所の写真、いつから気付いたかが分かると状況を伝えやすくなります。原因をご自身で決めていただく必要はありません。分かる範囲のことからお知らせください。
長く付き合う一本を選ぶなら、買うときの仕様と合わせて、普段はどう手を掛けるか、気になったときはどう相談するかまでイメージしておく。機械式の時計を初めて使う方にも、こうしたところから親しんでいただければ嬉しいです。
5. 防水の先に、着けたい一本を見つける
使い方の条件が整理できたら、最後は「着けてみたい」と思えるかどうかです。GMT DIVER’S 104は、第二時間帯を表示するGMT機能を備えた機械式自動巻きの腕時計です。機能に加えて、文字盤、針、ベゼルがつくる表情も、ゆっくりご覧ください。

写真は、別色のグリーンの接写です。緑の文字盤に黄色いGMT針を合わせた表情を、ほかの色と見比べる参考にご覧ください。
グリーンでは黄色いGMT針に目が向き、ベージュホワイトでは青いGMT針が表情を添えています。文字盤の色だけを比べるほか、針との組み合わせに注目する見方もあります。写真を並べたとき、最初に目に入る部分はどこでしょうか。好みを探す小さな手掛かりにしてみてください。
大きさ、重さ、価格は一つの仕様で比べる
びわ湖ブルーのステンレスベルト仕様は、55,000円(税込)。ケース径は約40mm、厚さは約12mm、重量は約167g、対応する腕周りは約14.5〜21.0cmです。数字から大きさの見当は付けられますが、同じ寸法でも感じ方は人それぞれです。
今お使いの時計があれば、直径だけでなく厚さと重さも比べてみてください。「今の時計より存在感が欲しい」「シャツを着る日に使いたい」など、いつもの手元との違いを考えると、ご自身が確かめたい点が見えてきます。腕周りの数字と、好みの着け心地も分けて考えてみましょう。
ガラスはサファイアカーブガラス、ケースは316Lステンレス、ベゼルはセラミックです。素材の名前を知る楽しみに加え、写真ではガラスの輪郭や金属部分の表情にも目を向けてみてください。全体の色が好きなのか、目盛りや針に惹かれるのかを考えると、色違いを比べる時間も楽しくなります。
気になった色と、使いたい場面を手掛かりに
GMT DIVER’S 104は、京都の提携工房で職人が一本ずつ手作業で組み立てています。選ぶ時間には、こうした作りの背景にも少し思いを向けていただけたらと思います。数字を確かめることと、時計に愛着を持つこと。その両方が、ご自身の一本を選ぶ楽しみにつながります。
候補がいくつかある場合は、写真のスクリーンショットを残しておくのもひとつです。「この文字盤の色が好き」「こちらの針が気になる」と、惹かれた部分を一言添えてみてください。好みがまだ決まっていなくても、写真を並べるところから選んでいただければと思います。
琵琶湖に由来する名前、毎日の扱い方、手元での大きさ。その中で、ご自身が大切にしたいことは何でしょうか。まずはGMT DIVER’S 104のモデルを見るから、気になる色を見つけてみませんか。使う場面と合わせて迷う点があれば、お気軽にご相談ください。
※執筆日時点の情報です。料金・仕様・予約条件などの最新情報は、各ページでご確認ください。




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